おつかれ麺です。オゴポコです。
「塩でも醤油でも味噌でもない!!」(せたが屋公式サイトより)
と言われたら、「じゃあ、豚骨ですか?」と言ってしまうあなたは、神聖豚骨帝国民の資格十分です。
言いたいことはつまり、タレ等の調味料を使わないラーメンということだそうで。
だから、店名は「ゼロ」。「ゼロ」とは言っても、価格は一杯850円です。
「相変わらず、オゴポコは何を言っているのか良く分からない」という御仁は、こちらの証拠写真をどうぞ。
わたしは嘘は申しておりません。「ゼロ」は豚骨とは違うんです!
このラーメンは「考えるラーメン」です。頭で小難しく考えながら食べる、哲学的ラーメン。
普通のラーメンより少し高い金を払ってでも、ストイックに実験的ラーメンを楽しみたい人向けの味。
当然、最初は「あれっ?」と思う物足りなさで、じわじわ舌が慣れてくるという説明どおりなのです。
それでも、味が薄いとかではなく、ただ、甘さやしょっぱさや明確な旨みが薄い、というだけのこと。
オゴポコ的には、乾物系の味を強く感じましたが、きっと新しい体験ができること間違いなし。
とにかく楽しむな、考えろ!というラーメン。
あ、あと、勉強熱心なラーメン店主とかには絶対のオスス麺です。
とはいえ、あまり予備知識を持たずに入店した人はたまったもんじゃありませんし、分かっていても
途中で変化は欲しいもの。そういう人は「プラス1」をどうぞ。
こちらは、本当に0円です。
これは調味料を固めたジュレでして、溶かすとあら不思議、キリッと引き締まる、複雑な醤油ラーメンに
なりますが、正直、これは入れない方が面白い。最後まで「ゼロ」を貫くのが、この店へ来た覚悟の証明でしょう!
それにしても、夕方のアイドルタイムだというのに、客はひっきりなしに入ってきます。
交通の便がいいわけでもなく、まだオープンして間もない、マニアックなラーメン店だというのに・・・
東京人のラーメン情報に対する感度の高さには、たびたび驚かされるばかりです。
↑写真は全てクリックで拡大します!
ゼロ
住所:東京都目黒区下目黒3-4-6
時間:11:30〜16:00、18:00〜21:00(スープ終了時閉店)
休み:火、第2水
HP:http://www.setaga-ya.com/
点数:4.2点(ラーメンゼロ 訪麺日 2008/08/10)
※お店の地図はこちらから