おつかれ麺です。オゴポコです。
正直、なめてました。おごっていました。
「あの店はこってり」「あの店の油はすごい」そういう店は大概経験し、ちょっとはラーメンのことを
分かったつもりでいた自分が恥ずかしい。
今回お届けする「呑助飯店」、神様から「実は地球は平らな円盤なんだよ」と教えられたような、
培ってきた常識が覆る迷品でございます。
神「お前が食べたいのは、こってり味のAか、それとも、あっさりのBか?」
オ「何言ってんだか。俺はオゴポコだよ?Aに決まっとるわい」
神「後悔は、せぬか?」
オ「いいから早く持ってこいっつーの。どんだけこってりだよ」
神「本当に、よいか?」
オ「豚骨でしょ?こってりは慣れてるから。さ、早く」
神「・・・・かわいそうに(ボソッ)」
ん?こ、この臭い・・・て、手ごわい!やばい!神様、助けて!
神「どうした?ギブアップか?」
オ「ぐふ、油なんだかスープなんだか、く、ぐるじい・・・」
神「焦がした豚骨を何十年も継ぎ足した極上スープであるぞ」
オ「なんか、麺から滴った汁の波紋が、中国の汚染された川みたいな色してるんですけど・・・」
神「汚染されているのは、お前の心だ」
オ「麺とチャーシューで、なるべくスープを飲まないように・・ああ、油がくっついてくる、うげ」
オ「ああ、どこまで広がる重油の海・・・確か『重油ラーメン』って誰か言ってたっけ」
神「どうした、レンゲが止まっておるぞ?」
オ「レンゲ要りません!」
神「人間よ、重油まみれになった、海鳥の気持ちが分かったか?」
オ「あれは俺のせいじゃないし!」
意外に(?)チャーシューがおいしかったので、麺とチャーシューのコンビを駆使して固形物を飲み込む。
スープは、油と髄の海。骨髄は好きですが、骨髄の味がダイレクトに襲うこのスープは、もう耐えられません。
とは言っても、このラーメンの存在自体は否定できません。いや、むしろ半世紀も続くこの店が、
オゴポコに教えてくれたのです。ラーメンの深い世界を。
点数は0点でも、満足度は5点。なぜなら、このラーメンを経験できたことを、神様に感謝したいから。
神「お前が食べたいのは、こってり味のAか、それとも・・・」
オ「もういいです」
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呑助飯店
住所:愛知県名古屋市千種区今池5-14-8
時間:18:00〜23:30
休み:火
HP:?
点数:0.0点(ラーメンA 訪麺日 2008/07/12)
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