久しぶりに福岡に帰ってくると、おや、何年かぶりに福岡のラーメン本が発売されてるではありませんか。
すっかり福岡のラーメン事情に疎くなっていたので、早速情報収集。
なるほど、福岡では「六厘舎」の影響が強まってるのか!
これは楽しみ!と、それっぽいつけ麺を出しているという那珂川町の「空海」へ。

「極太つけ麺」は650円、麺の量は200Gで。1日15食限定だとか。もう先に結論から入りますが、
レギュラーならまだしも、15食限定でこれはないやろ
汁は豚骨強め、魚介は魚粉が担当か、濃度もそこそこあって前半こそいいものの、
後半はしょっぱさが感じられてもたない・・・
麺は某食産製と思われる、むっちりしていい感じ。しかし、同じく某食産と思われるラースタ某店と同じく、
散々千切れて食べにくい・・・・15食なんだから、もっとちゃんと麺を扱ってくれよ。
とはいえ、真似するのはいいこと。ちゃんと内容が伴っていれば、「本当のインスパイア」として昇華するわけです。
しかし、見た目だけで中身がこれじゃあ、「六厘舎」じゃなくて「嘘厘舎」でしょ
まさか、「豚骨魚介が増えた」「太麺が増えた」「魚粉を乗せた」=「六厘舎の影響」ということか?
内容が伴ってない影響にどれほどの価値があるのか。
いや、実は、もっといい店があることを俺が知らないだけなんだろうか・・?

つけ麺の麺は「極太」とは思えない太さでしたが、メニューは極彩色。
お客の要望に極限まで応えようとするエンターテイメント性、間口の広さは味うんぬんの前に評価したい!

「こだわり」というと、素材や製法をこれでもか!とアピールするのが常ですが、空海は違います。
うちのこだわりは客のこだわりに限界まで応えること!
しかも、営業時間は11時から24時まで、しかもしかも、年中無休!!
・・・無理して「つけ麺」やる必要ないような。
↑写真は全てクリックで拡大します!
空海
住所:福岡県筑紫郡那珂川町松木1-1
時間:11:00〜24:00
休み:なし
HP:?
点数:3.6点(極太つけ麺 訪麺日 2008/07/06)
3.8点(極太つけ麺 訪麺日 2008/12/07 一言:OOSAKI氏同行。店主自ら作成。以前の欠点は解消されてた)
※お店の地図はこちらから

しかし、福岡で食べ歩きの真似事をする者として、つけ麺に東の色を導入しようとするなど、保守的豚骨主義の福岡内にあって「変えよう」とする力を感じる事はすごく嬉しいことであったりもします。
一方で、地方都市である以上、文化として観光資源として、オールディーズ豚骨が残っているべきなのではないかという思いもあります…。
オゴポゴさんは、福岡のラーメン事情はこの先どのようになって欲しいとお考えですか?
>うすらつけ麺ブームに少し嫌気がさしていた
言いますね!ま、確かにそうですが。
>つけ麺に東の色を導入しようとする
あとは、食べる側が追いついていかないと。
>福岡のラーメン事情は〜
流行に対して敏感に、しかし内容を伴って変わってほしいという考えです。
もちろんそれは、食べる側にも求められることですが。