
おつかれ麺です。オゴポコです。
「ノスタルジック」という言葉は、懐かしいという気持ちを起こさせる何か、という意味があるようです。
とすれば、福岡人の自分にとって「トーキョーノスタルジック」という感情は到底有り得ません。
しかし、縁の無い土地であっても、名所旧跡に足を運べば自然と込上げる畏敬の念。
今回はそういう食べ歩きなのかもしれません。2軒目は「春木家本店」。昭和6年創業という歴史は、
名店「春木屋」を生み、そして自身も蕎麦と中華そばを提供する店として現在に至るのです。
というわけで、正直、歴史を食べにきたつもりだったのですが・・・

「中華そば 680円」。スープを掬って口に運ぶと、最初に感じたのは「熱さ」!
思いのほか表面に油が浮いており、これが耐熱効果を高めているからか、舌がヒリヒリするほどの「熱さ」!
このまま飲み続けると舌が馬鹿になる、と慌ててふーふーし、改めてスープを飲むと、これはいい!
煮干しがキンキン効いて、かつ苦々しさは無し。ボソボソした細縮れ麺、蕎麦っぽさがありつつも、
硬めの仕上がりは好み。加えて、しっとりしたチャーシューもいい。
「歴史が古いだけで味がアレ」な店は最低ですが、「歴史が古くかつ味はいい」店なら、これは最高!!
残念ながら、福岡には前者の店が散見されますが、これは食べる側にも問題があるはず。
地元の人間だからこそ、アレな店には厳しく接しなければ、と何故か気が引き締まる思いでありました。
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春木家本店
住所:東京都杉並区天沼2-5-24
時間:11:00〜21:00(LO 20:30)
休み:木
HP:?
点数:4.0点(中華そば 訪麺日 2008/06/22)
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