オープンから7年間「神聖豚骨帝国の出島」として全国のラーメンを提供してきた「ラーメンスタジアム」。
しかしラースタの外では、豚骨以外のラーメンは、いまだ「どうせ異国の麺」として冷遇されているのが
現状であります。これはもう「福岡ラーメン界の格差問題」と言ってよいかと。
そして今、ラースタの中においてさえ「格差」は広がっているのです。1年半以上、売り上げトップを走り
続ける「初代だるま」、そして、新参ながら安定した人気の「龍の家」。
この格差を是正すべくラースタが打った起死回生の一手、それが「300円ミニラーメン」なのです!
対象店は「勝ち組」の「初代だるま」「龍の家」と「丼も表現のひとつ」とポリシーを曲げない「白樺山荘」以外の5軒。
ラースタの要請を受けた「オゴポコ@全国ラヲタ」と「taronobu-hime@西日本新聞デカデカ掲載」の2人が、
ミニラーメン連食例を身をもって示そう!
オゴポコ(以下 オ)taronobu-hime氏(以下 タ)
オ「タロノブさん、5連食ですけど、やっぱ基本は『あっさり→こってり』の順すかね?」
タ「ですね。となると最初は・・・」
オ「そう、『王餃子』でしょう、やっぱり!」
タ「いや、それはないない(笑)郷家ですかね」
オ「もちろんです!前回がアレだったんで、確認したかったんすよ」
最初からクライマックスを迎えた(?)感のある5連食。
ラースタからの依頼とはいえ、ガチンコ姿勢は変わらない!

オ「いや〜、ミニにしてはやけに時間がかかって出てきましたね」
タ「またそんなことを・・(笑)」
オ「お、でも、今日は麺が長いですよ!」
タ「うむ、汁もいい感じですし、いいんじゃないですか?」
オ「つけ麺のミニって珍しいですよね、しかも、ミニでも麺は180グラム!スープ割までありますよ」
タ「なんか、いきなりいいのが出ちゃって、この後が心配ですけど」
オ「かなり丁寧に作ってたみたいだし、やればできるってことですよ」
ちなみに、ラースタの中国人客一番人気は「郷家」だそうで、店先には中国語の案内も掲げてあるのだ。

オ「さ、福岡(郷家)から5秒で京都(新福菜館)に着きました!」
タ「ミニでもボリュームありますよ、これ」
オ「・・・でも、今日のはちょっとシャバいかな」
タ「自分は割といい感じだと思いますけど」
オ「ここは食べず嫌いの人が多いでしょうから、ミニでお試しして、続けて普通サイズを食べると吉です」
タ「それはキツイでしょ、普通の人には」
福岡人にはウケなさそうな「新福菜館」だが、固定客が付いていることが継続営業に繋がっているそうで。

オ「京都(新福菜館)から2秒で熊本(劉)到着です!」
タ「ほんと、贅沢な施設ですよ、ラースタは」
オ「さ、持ち上げるのはこれくらいにして、実は私、熊本ラーメンは苦手なんです」
タ「あんだけ熊本行っといてそう言いますか」
オ「食べずには語れませんから、ラーメンは」
タ「こちらは釜を持ち込んでスープ作ってるそうで期待できますよ」
オ「うん、お!この熊本ラーメン、ぶっちゃけ『○郎』より美味しいですよ!」
タ「声大きいですって(笑)」
オ「しょうがないですよ、ガチンコですから。褒めてるんですよ『劉』を」
タ「まったく・・・」
「劉」は1日のうち、ランチタイムが極端に書き入れ時とのこと。狙い目は夜。

オ「じゃあ、次は熊本(劉)から長野(気むずかし家)へ・・・」
タ「おっと!『気むずかし家』は、店長から謎の待ったがかかりました!」
オ「では進路を変えて、北九州(むらさき食堂)に寄り道しま〜す」
タ「ここは北九州豚骨だそうで」
オ「はい。でもそんなの関係なしに、ここはうまいです」
タ「自分もそう思います。大体、細麺ですし、北九州豚骨と言ってもピンときませんね」
オ「この濃度の高さ、油加減(ゆかげん)がいいんですよ。麺もシャッキリして隙がない」
タ「今日一番はここですね」
オ「今日どころか、ラースタ一番です、ここは!食べてない人は損ですよ」
昔のプロ野球に例えるなら「人気のセ、実力のパ」ならぬ「人気の初代だるま、実力のむらさき食堂」。
聞くところによると某有名店が関わっているそうで、なるほど納得である。

オ「さ、やっと長野に着きました」
タ「ここの鶏白湯は言うことないでしょう」
オ「ええ。本店は居酒屋も兼ねてますけど、こちらはラーメン専門なんで集中できるようです」
タ「きっちり濃度もあって、麺もいい」
オ「言いにくいことですが、本店より好印象です(爆)」
タ「いつもよりちょっと魚介弱めの感じですけど、変えたんですかね?」
常に攻めの姿勢を忘れない「気むずかし家」、実は隠し玉を用意していた!

オ「おお、これが『気むずかし家』の新メニュー『H2』ですか!」
タ「大きな違いは麺。博多仕様の細麺ですね」
オ「あと、具に変わったのが乗ってますけど、これは高菜とチャーシューを混ぜた物だそうで」
タ「これもいいなぁ」
オ「このシャッキリ麺、合ってますね」
タ「商品名の由来は何なんでしょ?」
オ「『博多バージョン2』らしいですが、あまり意味はないみたいです(笑)」
タ「ま、素直にオスス麺です」
オ「はい、オスス麺です」
5連食+αとなったラースタミニラーメンレポは、まとめると
味的な一押しは「むらさき食堂」、お得度は「郷家」
ということで。以下、お知らせ。
期間:2008/6/2〜2008/6/30の平日 14時〜19時
杯数:各店1日30杯
価格:300円(店員へ直接注文)
・・・ううん、時間制限は厳しいなぁ(ボソ)
↑写真は全てクリックで拡大します!
HP:http://www.canalcity.co.jp/ra-sta2/
博多を偲び日々本物の豚骨ラーメンを探して彷徨い歩く。(T^T)
「ラーメン彷徨記」が本当かも知れません。爆
こちらでズン胴で、豚骨を煮出したら、慣れない関東モンは臭いに耐えられないと思います。
そこを多少妥協せざるを得ないのが、博多っ子には辛いことです。
今月末から山笠で帰博して、元長支店に辿り着くのが今の私の唯一の光明です。(^_^;)
良い事です。今までだと連食出来ないけど、やっとやってくれたと言う感じです。色々なラーメンを味わう為にずっと続けて貰いたいですね。あの新横浜ラーメン博物館でもたしかミニラーメンは有りました。今度食べに行ってみよう。では
もう全部食べたし、
で、せっかくやってくれるなら、土日もやって欲しいとこ!色々事情はあると思うけど。
けど要望の声からの企画には感激!私もずいぶん書きました「ミニラーメン作ってー!!」と。
東京にもすごい豚骨はありますが、まずは
東京にいる間、「博多天神」で福岡を懐かしむのはいかがでしょうか?
>カズさん
これが続くかどうか、まず今回は試験段階と言えるでしょう。
>ねーこさん
平日、時間制限は確かに厳しいし、色々あるようです。
ミニラーメンは「惣菜売り場の試食」くらいに考えておけばいいでしょう。
それでうまければノーマルを食うべきです。